アラフィフ女性の強い味方!ルバーブが持つ嬉しい効能。
みなさんこんにちは!あん子です。
昨日はルバーブのタルトの作り方をご紹介しましたが、そもそもルバーブ自体あんまり馴染みのない方も多いと思いますので、今日はその栄養や効能についてご紹介しようと思います。アラフィフ女性にとって嬉しい効能がたくさんあるんですよ(^^)。美容に健康に、要チェーック!!
目次
◎ルバーブってどんな野菜?◎
ルバーブ(英:rhubarb仏:rhubarbe独:rhabarber)は食物繊維を多く含んだ野菜で、主にジャムやタルトにして食べます。見た目がセロリやフキにも似ていますが、味は全く違って、とても酸味が強いのが特徴です。
和名は「食用大黄」(ショクヨウダイオウ)。「大黄」っていうと便秘薬なんかに入っていたりしますが、このルバーブも便秘にかなり効果的です。
日本では長野県や北海道なんかで栽培されているものの、それほどポピュラーな野菜じゃないのでスーパーでもなかなか手に入りにくいようですが、ヨーロッパや北米ではごく一般的な野菜です。ここフランスでも普通にお庭に植えてあるのを見かけます。
ルバーブには大きく分けて3種類あって、全体的に緑色のもの、茎近くが赤色でだんだん緑色になっているもの、全体的に赤いものがあります。緑色の方が独特の香りが強く、赤い方は眼病なのに効くポリフェノール「アントシアニン」を含んでいます。
◎ルバーブの栄養と期待できる効果◎
【美肌、アンチエイジング効果】
美白に効果のあるビタミンCや、美肌のビタミンと言われるビタミンEのお陰で、老化によるお肌のトラブルを改善します。またこれらのビタミンには強い抗酸化作用があるため、体の中の“サビ”を取り老化を遅らせる、いわゆるアンチエイジング効果が期待できます。
【骨や歯を強くする】
ルバーブはカルシウムが豊富なだけでなく、骨の形成を助けるビタミンKも含まれているため、歯を強くしたり、骨粗しょう症の予防にも効果があります。
【便秘の解消】
生のルバーブを包丁で切ってみると分かりますが、ルバーブには食物繊維が豊富です。そのうえマグネシウムも含まれているので、便秘の解消にピッタリです。
【疲れが取れる】
ルバーブの強烈な酸味は、リンゴ酸とクエン酸から来ています。クエン酸は疲労回復に効果がある事で有名ですが、リンゴ酸はこのクエン酸の働きを助ける役割を果たしています。またビタミンCも体の抵抗力をアップさせ、ストレスに効果的です。
【むくみが取れる】
ルバーブにはカリウムも多く含まれています。カリウムは体内の余分な水分を排出する働きがあるので、更年期障害の症状の一つであるむくみの解消も期待できます。
【眼精疲労や緑内障・白内障・目の病気の予防】
ルバーブの中でも赤いルバーブには、アントシアニンという眼に良いポリフェノールが含まれています。眼の健康が心配な方は、赤いルバーブを選ぶようにしましょう。また自分で調理する場合は、皮の部分にアントシアニンが多く含まれているので、なるべく皮を付けたまま調理しましょう。
以上、ルバーブの栄養の中でも特にアラフィフ世代の女性に嬉しい効果を見てきましたが、これだけ栄養があるのにカロリーは100gでたったの15kcal!なかなか優秀なお野菜です(#^^#)。
◎ルバーブの美味しい食べ方&相性◎
ルバーブは生でサラダに入れても食べられますが、それ自体にかなり強い酸味があるので、一般的にはお菓子作りなんかに使われます。フランスでは特にジャム、コンポート、タルト、クランブル辺りが有名です(ルバーブのタルトのレシピは「アラフィフ女性の美容&健康に♪簡単ルバーブタルトの作り方」をどうぞ)。
フランボワーズやイチゴやあんずなどの果物と相性がいいので、ジャムを作る時に一緒に入れても◎。果物意外だとクリームチーズ、カスタードなんかともよく合います(^^♪
それからちょっと意外な調理法として、塩で煮るという方法も有って、出来上がりは梅干しみたいな味になるんです。海外在住で梅干しが手に入りづらい人には良い方法ですね!(ルバーブの塩煮のレシピはこちら。)
ルバーブって食べた事ないけど、ちょっと味見してみたい。という方は、ジャムが一番お手頃かも。
ちなみにもし生のルバーブが手に入ったら、早めに調理しましょう。そのまま冷蔵庫に入れっぱなしにしていると直ぐにしんなりしてしまいます。もしも使い切れないようだったら、洗って水気を取り、2~4cmぐらいの調理しやすい大きさに切って冷凍するといいですヨ(^^)。
◎注意すること◎
低カロリーなのに栄養一杯で嬉しいルバーブですが、いくつか注意点があります。
【痛風や胆石のある人、尿酸値の高い人は食べない】
ルバーブはホウレンソウやタケノコのようにシュウ酸を多く含みます。シュウ酸は結石の原因なるため、痛風や高尿酸血症、胆石(結石)のある人は避けた方が良い食品と言われています。
【葉っぱは有毒なので食べない】
葉っぱの部分はシュウ酸が特に多く有毒ですので、痛風や高尿酸血症、胆石が無くても絶対に食べないようにしましょう。
【妊娠中や授乳中は食べない】
ルバーブは食物繊維が豊富で便秘に効くし、葉酸も入っているので妊婦さんにも良さそうですが、子宮収縮作用があるので、妊婦さんにはお勧め出来ません。また授乳時期も、お母さんの母乳を通じて赤ちゃんが下痢を起こすことが有るので、避けましょう。
◎さいごに◎
10年ぐらい前にスーパーでジャムを買おうとしていたら、横にいたおばあさんから「ジャム探してるの?ルバーブが良いわよ!お肌にも良いしお通じも良くなるわよ~。私はコレのお陰で健康なの!」とニコニコしながら話しかけられたことがありました。それまで見た目セロリみたいな野菜のクセに、ジャムなんて美味しいはずがない!!とずっと敬遠していたんですけど、おばあさんの笑顔があんまり素敵で思わす買って帰ってみたところ・・・こ、これは!結構イケルじゃないの!!とそれ以来、ルバーブの季節になるとどーしてもタルトが作りたくなってしまう私です(#^^#)。
もし食わず嫌いの方がいらしたら、是非だまされたと思って食べてみて下さいね。きっとハマってしまうかも知れませんよ!?