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うつる前に防ぐ!アタマジラミ予防スプレーの作り方。

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三つ編み
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みなさん、こんにちは!ankoです。

先日息子を小学校まで送って行ったら、入り口であの恐怖の貼り紙を発見してしまいました。フランスではお馴染み過ぎて普段は話題にも上らないけれど、ひと目見ると誰もが一瞬のけ反るあの貼り紙。。。

「LES POUX SONT DE RETOUR!」(レ プー ソン ドゥ ルトゥール!)

「アタマジラミが帰って来たヨ!」

↑またかいっっ!!)

ところでこのアタマジラミ、保育士の友達によると日本でも保育園や幼稚園、小学校などで時々流行る事があるんですね。

とは言っても、ある日突然子供の学校で流行ってしまったら、パニックになるお母さんも多いのでは。

と言うことで今回は、アタマジラミの基礎知識や予防方法、そして予防スプレーの作り方をご紹介しようと思います。

(ちなみに我が家には子供が2人いまして、一人はロングヘアー、もう一人は小学校の1年生から3年生までずっとアタマジラミを保有している子供と同じクラスでしたが(汗)、このスプレーでまだ一度もアタマジラミにかかった事がありません。

なので、個人的にはかなり効果があると思っていますが、効果のほどには個人差もあると思いますので、その辺りはご了承くださいませm(__)m)

いやもう移ってしまったよ!という方はこちらをどうぞ。

→「招かれざるお客様。アタマジラミの対処法。」

◎アタマジラミの基礎知識◎

スマイリー

アタマジラミとは?

アタマジラミとは、髪の毛(まれに眉毛、まつ毛)に寄生する虫で、頭皮から血を吸い、髪の毛に卵を産んで繁殖します。 見た目は2㎜~4㎜の細長い体で、色は灰褐色~赤黒色 です。

感染力、繁殖力が非常に強く主に保育園や幼稚園、小学校で集団感染することがあります。

アタマジラミは、人間にくっ付いたままで駆除をしなければ、卵の状態から1か月~2カ月近く生き延びることが出来ます(床に落ちたりして人間から離れた状態だと、2~3日で餓死します)。

成長行程としては、成虫が髪の毛に卵を産んでから7日~10日で幼虫になり、3度ほど脱皮を繰り返しながら1週間~2週間で成虫になり、その後1か月ほど生き延びます。

成虫はその間に1日3~4個、灰白色をした楕円形の卵を産みます。また卵からかえったアタマジラミは1匹につき1日2~3回血を吸い、その際、感染者は激しい痒みを感じます。

ちなみに、主に性行為で移るとされる、蟹のような形をした「ケジラミ」とは別物です(眉毛やまつ毛に寄生するシラミは、この毛ジラミの事の方が多いそうです)。

アタマジラミに感染する原因

アタマジラミは保育園や幼稚園、小学校など子供が集団生活を送る場所で流行る事が多いと言われています。

アタマジラミは他者と頭や髪が触れること、帽子やマフラー、タオル、クシなどを共有することで移るので、ふだんから体を近づけて遊ぶ事が多い小さい子供は知らないうちにお互いに移しあっこしてしまうんですね。

ノミのように飛んだり跳ねたりはしないんですが、とても素早く移動するので、頭と頭がちょこっと触れただけでも移ってしまう可能性があります。

一度移ってしまうと髪や地肌に卵を産み付けて、しかも簡単に落ちないようにセメント物質で固めてしまうので、たとえ毎日お風呂に入って髪を洗って清潔にしていても、感染や繁殖を防げなかったりするんですね。

中には清潔にしているほどうつる!!なんていう意見もあるようですが、個人的にそれはちょっと言い過ぎかな?と思います。アタマジラミが清潔な頭を好むんだったら、世界的に見てもかなり清潔好きな日本人なんて、大多数がアタマジラミを持っていることになりますよね(^^;

要は頭の清潔度よりも、他者との接触の仕方によるわけで、子供が小さい間はなるべくお友達と頭をすり合わせて遊ばせないように気を付けるとか、簡単にうつらないようにとにかく予防することが肝心なんだと思います。

ちなみにお風呂やプールを介して移ると思われがちですが、水の中では逆にシラミが振り落とされないように髪にしがみ付いているので、あまり感染することはありません。

季節もあまり関係なくて、日本では夏に話題になる事が多いようですが、フランスの学校では一年中当たり前のようにこの貼り紙を目にします(-_- ;

個人的には、子供同士がふざけてお友達と帽子やマフラーをかぶせあったりする冬場の方が特に要注意だと思っています。「帽子やマフラーは他の子と交換したりしないんだよ!」といつも言って聞かせていますが、ヤンチャな盛り。遊びに夢中になっているうちに、つい。なんて事も有り得ますしね。

アタマジラミに感染すると、どうなるの?

アタマジラミが血を吸う時、頭皮に激しい痒みを覚えます。そのため、頭を頻繁に掻きむしっているお子さんを見て感染に気が付くことも多いです。

また一度移ってしまうと完全に退治するまでに、もの凄い時間と手間がかかるので、移った本人も家族も大変です!

でも途中で辞めたり適当に対処して卵が1個でも髪に残ってしまうと、そこからまたどんどん繁殖していくので、根気よく最後の卵1個まで退治することが大切です。

◎アタマジラミ予防スプレーの作り方◎

ここでは、ふだん我が家で使っている、精油(エッセンシャルオイル)を使った手作り予防スプレーの作り方をご紹介しようと思います。

とってもリーズナブルで作り方も簡単ですし、今のところ我が家はこれのお陰でアタマジラミに悩まされたことは一度もないので、良かったら予防の参考にして下さいね!

【材料】

精油3

●スプレー容器 (容量100ml)

無水エタノール または器具用消毒アルコール(仏:alcool modifié):10ml

※フランスで買う場合は、スーパーのバンソウコウが置いてあるコーナーにあります。アルコール度数は70%でもOKです。

●水(水道水でも精製水でも):90ml

●精油(エッセンシャルオイル):ティーツリー、ラベンダー、ユーカリ、ゼラニウムのうち、数種類合わせて、合計6滴

※アタマジラミ予防に最も効果的な精油として知られているのはティーツリーなので、心配な方はティーツリーだけ入れてももちろんOKです!

【作り方と使い方】

①スプレー容器に無水エタノールを注ぎ、精油を垂らしてよく混ぜる。

②水を注ぎ足し、更によく混ぜる。

※精油はアルコールとよく混ざるので、水をそそぐ前にアルコールと精油を混ぜ合わせて下さい

使う前によく振ってから、頭全体と洋服の上から肩回りにかけてスプレーします。

【その他の予防方法】

我が家は予防スプレーだけしか使っていませんが、入念に予防したい場合は スプレーと併せて、ティーツリーやラベンダーの精油の原液を、耳の後ろから襟足にかけて、髪の生え際にチョンチョンと付けてあげると、更に効果的です。

ただ 精油(エッセンシャルオイル)は思いのほか刺激が強く、直接肌に付けるとかぶれたりすることがあります。 ティーツリーとラベンダーに関しては精油の中でも比較的に刺激が少ないので原液を付けても大丈夫と言われていますが、念のためにパッチテストを行うことをお勧めします

そしてこれでもまだ心配!!という方は、シャンプーやリンスをする時にもティーツリーやラベンダーを1~2滴垂らして使ってみて下さい。

また髪の長いお子さんの場合は、学校に行く時は三つ編みなどしてなるべくコンパクトにまとめるようにしましょう。

そのほか気を付けること

子供が特に小学生のうちまでは、いつアタマジラミが流行するか分からないので、普段から定期的に髪と頭皮をチェックするくせを付けましょう。

その際アタマジラミの駆除専用のクシで髪を梳きながらチェックすれば、アタマジラミの早期発見、早期駆除に繋がります。

結構いいお値段がしますが、もしも既にアタマジラミに感染していた場合、普通のクシでは目が粗すぎて、シラミの卵を駆除することができません

1本あれば消毒することで家族全員が使えるので、念には念を入れたい方は常備しておいても良いかも知れませんね。

◎おわりに◎

子供たち

一度うつると完全に撃退するのに何日もかかってしまう厄介なアタマジラミ。本人が辛いのはもちろんのこと、家族に広がるリスクもありますし、お母さんにとっては毎日の掃除と洗濯も大変なことになってしまいます。

でも何故だか、「うちは大丈夫」って思ってしまうんですよね。私の周りにも、何の対策も取らなかったために子供が学校でもらってきてしまったとショックを受けていた友人が何人もいます。

いざ移ってしまった時の精神的なダメージや膨大な手間を考えても、出来る限り予防して、子供をアタマジラミから守ってあげましょう!

アタマジラミが移ってしまった時の対処法についてはこちらにまとめています。併せてどうぞ!

→「招かれざるお客様。アタマジラミの対処法。

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