ソー公園にお花見に行くなら、押さえておきたいポイントはココ!!

こんにちは、あん子です。 昨日は家族でソー公園にお花見に行ってきました。
予想通り桜は満開!昨夜降った雨のせいで、風が吹くたびに花びらがヒラヒラと舞っていましたが、それはそれでとっても美しかったです^^
在仏日本人の間では有名なお花見スポットのあるソー公園ですが、渡仏して間もない方にはちょっとイメージしずらいと思うので、今回はソー公園内のお花見スポットへの行き方や注意点、それにお弁当以外に持って行った方が良いものなどについてお話しようと思います。良かったら参考にしてくださいね^^!
◎ソー公園とは◎

ソー公園の城館と庭園
ソー公園はパリの南郊外にあり、あのヴェルサイユ宮殿の庭を設計したル・ノートルが造園を手掛けている、とっても大きな公園です。
丘の上(正門を入ってすぐ)にはその昔、これまた巨大な城館が建っていたそうですが、今はその一部だけが残されています。
もの凄く広いのにとてもきれいに整備されていて、どの季節に行っても、また公園のどこを歩いても楽しめるのですが、日本人の間でお馴染みなのはやはり100本以上の八重桜が植えてあるBosquet (ボスケ)。桜が満開の週末ともなれば、そこには溢れんばかりの人、人、人!!毎年たくさんの花見客で賑わっています。

午前11時ごろ。午後には更に増えて、この倍ぐらいの人出でした。
以前は日本人が圧倒的に多かったような気がするのですが、ここ数年は中国人や韓国人、ベトナム人など、他のアジア系の人も多いですね。あともちろんフランス人も結構いますし、ヨーロッパ系、アフリカ系の人も見かけます。
それから国籍を問わず、何故かコスプレしている若い子たちともよく遭遇します。
みなさん楽しそうです^^
◎パリからソー公園へのアクセス◎
ソー公園へはパリからだとRERのB線で行くことが出来ます。郊外ですが、パリ中心部からでも20分ほどで到着です。
・RERB線の路線地図 (オレンジのアンダーラインの引いてある駅が最寄りの駅です。)
・RERB線の時刻検索(言語は英語も選べます。)
下車はParc de Sceaux(パーク・ドゥ・ソー)駅または La croix-de-Berny(ラ・クロア・ドゥ・ベル二ー)駅が近いですが、もし途中でスーパーに寄りたかったらBourg-la-Reine(ブール・ラ・レンヌ)駅で降りると近くにMonoprix(モノプリ)があります。ここは日曜日も13時まで開いているので、ピクニックを用意していない時は我が家も利用しています。ただ、ソー公園の入り口まで歩くと20分位かかり、更にボスケ・ノールまで10分位かかるので、結構歩きます^^;
◎公園正門からお花見スポットまでの行き方◎

正門からボスケへの行き方。緑の印はトイレの位置です。
↓拡大して確認したい場合はこちらをどうぞ。
実はソー公園には桜の花見スポットが2か所あります。1か所はピンクの八重桜が咲くBosquet Nord(ボスケ・ノール)、もう1か所は白い八重桜が咲くBosquet Sud(ボスケ・スュッド)です。
今回は正門から出発して、濃いピンクの桜が艶やかなBosquet Nord(ボスケ・ノール)への行き方を説明しますね(と、言っても地図を見ればわかる通り、Bosquet Nord(ボスケ・ノール)をグラン・カナル沿いにさらに進むとBosquet Sud(ボスケ・スュッド)に到着します^^)。
では行きますね。
まず正門(城館)を背にして、庭園の左側の道を下って行きます。
橋の手前、矢印の所で左に曲がります。

ここで振り向けば城館が見えます。
下り坂になっているので、そこを下り、右に曲がります。

下りて行って右に曲がる
Grand Canal(グラン・カナル)という長細い大きな池に着くので、池の右わきの道を少し進むと、右手の方にBosquet Nord(ボスケ・ノール)に続く道があるので、そこに入って行けば到着です。
桜の季節には遠くからでも花が見えるので、Grand Canal(グラン・カナル)の脇道まで来れば後はすぐに分かると思います^^。
◎お花見するなら、平日がねらい目!◎

平日だと場所にも余裕があります
八重桜の見頃ですが、大体4月の中旬から下旬にかけてが多いですね。ただその年の気候によっては例年より10日近く早かったりすることもあるので、もしソーやアントニー辺りに知り合いがいる場合は聞いてみればいいのですが、そうじゃなかったらネットなどでマメにチェックした方が無難です。ソー公園付近に住んでいる方がブログに上げてくれていたりするので^^。
ちなみに私は、家の窓から見える木と、家から20mほど離れた所にある木の咲き具合で行く日を決めています。 八重桜って、よく見ると結構あちこちに植えてあるんですよね。なので一度ソー公園の八重桜が満開の頃の家の周りの八重桜の様子をチェックしておくと、次の年から大体の見頃が分かるんです。
それともし行く日が選べるのならば、断然平日がお勧めです!!
桜が見頃の週末、特に日曜日のお昼過ぎなんかに行くと、人が多すぎてほぼ座る場所がありません。いやホント。大人数のグループも多いので、多分どうしてもみんなの都合がつく週末に集中しちゃうんでしょうね。
日本のお花見の様に賑やかな雰囲気が好きな方には良いかも知れませんが、ゆったり花を愛でたいとか、私の様に寝っ転がって桜を見ながらボーっとしたいという方にはちょっとツライです(^^;)
今年は都合が合わずに我が家も日曜日に行くことになってしまいましたが、もうもの凄い人出で、ボスケに着いた途端ちょっとくじけそうになりました(笑)。
それと車で来る場合はなお更週末はお勧めしません。公園の外も殆ど空きがなく、駐車場に停めようものなら30分ぐらい空きを待つ羽目になったりします。その時点でもうグッタリです(^^ ;)。
その点平日だと駐車場も見つけやすいし、ボスケにも程よく花見客が点在していて、のんびりくつろげます。
◎ソー公園のトイレ事情◎
広大な敷地を誇るソー公園ですが、トイレは3か所しかありません。いずれも公園入り口付近にあるので、一度公園内に進んでしまうとまた戻るのが大変!なのでお子さん連れの方やトイレが心配な方は公園に入ってすぐに一度トイレに寄ることをおススメします(^^)。
場所は、
①公園の正門(東側)から入って左手、「Orangerie」(オランジュリ)と言う建物のそば
②公園の南側の入り口「pavillon de la Grenouillère」(パヴィオン・ドゥ・ラ・グルヌイエール)という建物のそば
③公園の西側の入り口「Pavillon de Hanovre」(パヴィオン・ドゥ・アノーヴル)という建物のそばです。
(※上に載せた地図も参考にしてくださいネ。)
ここでは①の公園正門近くのトイレの位置を詳しく説明しますね。

正門から入ったら直ぐに、左側に抜ける道を通る。

建物(Orangerie)の右を進んで、階段を下りる。
トイレはお察しの通り、あんまりキレイではありません(^^;)。特に土日は混んでいるので、汚れ方も凄まじかったりします。あとフランスの公衆トイレにありがちですが、トイレットペーパーや石鹸が切れていることが結構有るので、消毒ジェルと出来れば小さいトイレットペーパーをワンホールか、日本の水に溶けるティッシュを持ってくれば安心です。
ちなみに私の場合、日本に帰った時に買ってきた紙石鹸が結構活躍しました。コンパクトで邪魔にならないし、公園内にはトイレだけでなく水飲み場や手洗い場など水が出るところは所々見かけるので、子供が小さい頃に手が泥んこになった時などは消毒ジェルより頼りになりました^^。
◎子連れで出掛ける時は・・・◎
お子さんと出掛ける時は、トイレ・手洗いグッズ(トイレットペーパーや水に流せるティッシュ/消毒ジェルや紙石鹸)や敷物の他に、飲み物やおやつなど食べ物も、できれば家から持ってきた方が無難です。上でも書いたように日曜日でもお昼過ぎまで開いているスーパーもありますが、とにかく遠いんですよ!何せ公園内が広大なので、往復しているとかなり時間が掛かってしまいます。
いちおう公園内の城館近くや南側の門の近くにもカフェや売店がありますが、値段も“観光地値段”で高めのようですし、こちらも長蛇の列に並ぶ覚悟が必要です(^^;)
それからミネラルウォーターも忘れずに!フランスの公園全般に言えるかも知れませんが、公園内に水飲み場らしきものがあっても、実は飲み水じゃなかったり、飲み水用でも壊れていたり、色んな人が飲み水以外に使っていたりすることもあるので(足を洗ったりとか(^^;))、特に子供には持参した水を飲ませる方が無難だと思います。
それと、ベビーカーで行かれる場合は、通る道によっては結構デコボコだったりするので、タイヤが華奢なバギーとかだと不安定なこともあります。赤ちゃん連れの方は念のために抱っこ紐も持って来られると便利です。
◎最後に◎
ソー公園は遊具エリアもありますし(公園正門近くのトイレの裏側を進む)、小さいお子さんも楽しめるので、どの季節でもお勧めの公園ですが、何しろ広くてどこに何があるのか一目では分かりません。
始めて行かれる方は出来ればこちら(ソー公園の地図)をプリントアウトされるか、正門にある地図を貰うかして、位置確認をしてから中に進まれるといいと思います。

正門の裏に地図やパンフレットが置いてある。但しここはおフランス。地図が切れている場合も有り得ます^^;)
今年の桜の季節は終わってしまいましたが、夏場は夜遅くまで開園しているので、まだ行ったことが無い方は是非足を運んでみて下さいね!夕方ぐらいから出掛けて夕食をピクニックにする、なんていうのもなかなか乙ですヨ。