心も体もスッキリ爽快!PMS(月経前症候群)には「朝ヨガ」が効く。
こんにちは!ankoです。
生理前にやって来る不快な症状PMS(月経前症候群)。辛いですよね。わたしも20代半ばからの長い付き合いです。
今回はこのPMS(月経前症候群)についてその主な原因や症状と、「朝ヨガ」がおススメの理由(効果)についてお話します。
※「朝ヨガ」のお薦めのポーズは下記の記事で写真付きで詳しく解説しています。よろしかったら!
→『PMSや更年期で朝から辛い時に。ベッドで出来る簡単ヨガ7選!』
◎PMS(月経前症候群)とは?◎
PMS(月経前症候群)とは?その主な原因
日本人女性の約8割が経験した事があると言われている生理前の不快な症状。PMS(月経前症候群)はこの症状が毎月のように出る場合に診断されます。
PMS(月経前症候群)についてはまだハッキリと解明されていませんが、その原因の一つとして、女性ホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が影響していると考えられています。プロゲステロン(黄体ホルモン)は排卵から月経までの間の“黄体期”にさかんに分泌され、月経期に入ると急激に低下しますが、このホルモン状態の急激な変動がPMSの症状に関係しているのではないかと考えられているのです。
ちなみにこのプロゲステロン(黄体ホルモン)には、体温を上昇させたり、体内に水を溜め込んだり新陳代謝を遅らせたりする作用があります。
また自律神経のバランスを整える神経伝達物質「セロトニン」は俗に“幸せホルモン”とも呼ばれていますが、このセロトニンが黄体期のホルモンの影響で低下するために、自律神経のバランスが崩れることも影響していると考えられています。
そのほかにも、
・食生活や睡眠、運動の有無、喫煙などの生活習慣
・個人の性格
・人間関係や生活環境が及ぼすストレス
などもPMSの症状が重くなる見逃せない要因です。
PMSの代表的な症状
PMSの症状は人により様々で、一説によると200種類以上にのぼるとか!
なかでも代表的な症状として、
気分の落ち込み/イライラ/情緒不安定/緊張感/集中力の低下/記憶力の低下
疲労感/睡眠障害/異常な食欲(または食欲不振)/むくみ/頭痛/肩こり/腰痛/腹痛/冷え/肌荒れ
などが挙げられます。
PMSの症状は、「月経前」と言うだけあっていつまでも続くわけではありません。だいたい生理の始まる10日程前から生理が始まって3日後ぐらいまでの間が多いようです。
症状の内容については毎回色々な種類が組みあわさって出てくる事が多く、その加減にも波があります。なのでなかなか“慣れる”とか“克服する”とかいうこともありません。
ひどい時はひと月のうち3分の1以上続いてしまうPMSの症状。自分自身が辛いのはもちろん、家族を含め周囲の人にも申し訳なくて、その気持ちがさらにストレスを産むという悪循環に陥る場合も。女性にとってはかなり深刻な問題です。
自分がPMSかどうかチェックしてみよう!
女性の心と体に大きな影響をおよぼすPMS 。できれば婦人科などできちんと診てもらって対処するのが一番ですが、気軽にセルフチェックのできるサイトもあるので、まずはこれらのサイトを活用して自分の状態を把握するのも良いかも知れません。下記のサイトがお薦めです。
◉『女性の健康推進室ヘルスケアラボ』:PMSだけでなく、女性が気を付けたい様々な病気についてのセルフチェックが出来ます。また診断結果のページから最寄りの医療機関を検索することが出来ます(日本在住の場合のみ)。
→http://w-health.jp/self_check/self_check_08/
◉『TERUMO』:体温計でお馴染みのテルモのHPです。各症状を体・心・行動に分けてチェックします。基礎体温とPMSの症状について書き込める「PMSノート」もダウンロードできます。
→https://www.terumo-womens-health.jp/trouble/3_2.html
◎PMSには「朝ヨガ」がおススメ!その理由とは?◎
多くの女性が悩まされているPMS(月経前症候群)。その緩和にヨガが一役買ってくれます。
ヨガではポージングをしている間、つねに息を鼻から吸って鼻から吐く「腹式呼吸」を行うわけですが、この呼吸法を続けることで徐々に自律神経が安定して、PMSのとくに精神的な症状に効くんですね。
また呼吸に合わせてゆっくり、じっくりポーズをとることで、全身のこわばりがほぐれて疲れを取ることも出来ます。
ヨガというと、寝る前にリラックスするために行うのも効果的ですが、PMS(月経前症候群)などの症状で朝から心身ともに辛い時は、起きてすぐにそのままベッドの中で始めるのがおススメです。
「朝ヨガ」をお勧めする理由としては、
①目覚めてすぐにそのまま始められるので、準備したりわざわざやる気を出す必要が無い。
②寝たままの姿勢で始められるので負担が少なく、辛かったらいつでもそのまま休める。
③寝起きのぐずぐずした時間、クヨクヨ考える時間を有効に活用できる。
④横になった状態でゆっくり呼吸しながら始めることで、より一層の瞑想効果が期待できる。
⑤ポーズが終わった頃には体だけでなく心もだいぶん軽くなり、気持ちよく一日のスタートが切れる。
などが挙げられます。
PMSの症状は先ほどお話したように人それぞれですが、わたしの場合、とたんに体が鉛のように重くなるんです。体にコンクリートでも注入されたのかっていうくらい、ある朝突然ズシンと来るんですね。
それと同時に頭の中がゴチャゴチャ、ガヤガヤ、クヨクヨ、イライラ・・・。
そういう時は“ココロの騒音”を聞きながらもゆ~っくりポージングを始めます。頭の中の雑音を聞きながらも、ゆっくり深呼吸して、じっくり体をほぐしていくうちに、少しずつ少しずつ、頭の中が晴れて来るのが分かるんですよね。
始めは寝たままで出来るポーズをやって、それから徐々に座ってできるポーズ、足を立てて中腰で出来るポーズと進めて行って、最後のベッドの横に立って出来るポーズに入る頃には、心も体もだいぶん軽く、楽になっているのが分かります。
ちなみに自律神経の乱れにより様々な症状が出るという点では、更年期障害も同じです。なので「朝ヨガ」は更年期障害で苦しんでいる方にもおススメです。
◎おわりに◎
以前は、生理前にやって来る急激なココロとカラダの変化がPMS(月経前症候群)のせいだとは知らずに、
「 自分は何て情緒不安定なんだろう。メンタル弱過ぎ。ダメ過ぎ。アホ過ぎ。バカヤロー!! 」
とひたすら自分を責めていました。
でもこれが 精神の弱さとかそういう問題じゃなく 女性ホルモンが原因の女性特有の一種の“病気”と知った時は、ちょっと安心しました。
「それなら自分を責めても意味がない。単純に対処すればいいだけのこと。」
それで始めたのが「朝ヨガ」です。
PMS対策でサプリやピル、漢方薬などのお薬を使っている方もいない方も、ぜひ「朝ヨガ」を試してその効果を実感していただけたらと思います。
「朝ヨガ」におススメのポーズや具体的なやり方は、別の記事で写真付きで詳しく紹介しています。良かったら参考にしてみて下さいね!