アラフィフ・更年期の不調解消に!ラジオ体操の侮れない効果。
こんにちは、ankoです。
日本人にとって子供の頃から馴染みのあるラジオ体操。 実はアラフィフ・更年期世代の女性の不調解消に持って来いの体操だってご存知でした?
今回はラジオ体操の嬉しい効果と、そのやり方についてのお話です。
◎アラフィフ・更年期女性の健康に!ラジオ体操の侮れない効果◎
子供の頃から慣れ親しんでいるラジオ体操。ここ数年その効果が改めてクローズアップされて、職場で取り入れる企業も増えているようです。確かに飛んだり跳ねたり伸ばしたり、体に良さそうな動きが詰まっていますよね。
ラジオ体操は第1、第2とも3分ちょっと、合わせて6分ほどで出来る有酸素運動で、全身をくまなく効率的に動かすことが出来ます。
また想像以上に消費カロリーが高く、その消費量はなんと速い速度で行うウォーキングと同じなのだそうです!結構なものですね。
ちなみに第1と第2とでは運動の性格がちょっと違います。
ラジオ体操第1が、小さい子供からお年寄りまで気軽に出来るように運動の強度もそれほど強くないのに対して、ラジオ体操第2は、青年・壮年層が体を鍛えて体力を強化するために作ってあり、ダイナミックな動きが多く取り入れられているんですね。
ところで気になる効果についてですが、
●肩こりや腰痛の緩和(肩回りを大きく動かしたり前屈、後屈、ねじりの動きが多く含まれているため)。
●冷え、むくみの解消(血行が良くなることで新陳代謝が促されるため)。
●更年期特有の精神的な症状(イライラ、落ち込みなど)の緩和(有酸素運動は自律神経の乱れを整える効果があるため)。
●便秘の改善(ダイナミックな運動で内臓の動きが活発になるため)。
●ケガや転倒などの予防(全身の筋肉や関節をバランスよく動かすことが出来るので、体が柔軟になるため)。
●骨密度の低下の予防、回復(「全国ラジオ体操連盟のHP」には、日本体育大学の浅岡真美さんの論文の引用として、以下のような記述があります)。
骨に刺激を与えることによって骨の成長・活発化を促し骨密度の低下の予防・回復も期待することができる
などが挙げられます。こうして見ると、更年期障害の症状やアラフィフ以降に気を付けたいケガなどにとても有効なことが分かりますね。
また、朝起きてからすぐにラジオ体操をする事で脳をスッキリ目覚めさせたり、逆に夜寝る2時間ほど前にする事で睡眠の質を上げることができます。
◎ラジオ体操の効果的なやり方◎
ラジオ体操というと、音楽を聴かなくても自然に動きを思い出す方も多いと思います。でもどうせやるならしっかりとその効果を実感したいですよね。なので出来れば「かんぽ生命のサイトにある動画」などを見ながらやる事をお勧めします。その上で、
●腕や足はしっかり伸ばすこと(ただし自分の体力や体調に合わせて、無理はしない。また手の先は自然に)。
●一つ一つの動きで、動かしている筋肉に集中すること。
●きつい動きがあっても息を止めることなく、しっかり呼吸をしながら行うこと。
を意識してやるとさらに効果的です。
ボーっと考え事しながらやっているとあっという間に終わってしまうので、3分間、出来れば第2体操までの6分間は集中して取り組みましょう!
また一つ一つの動きについては動画の中でも説明してありますが、更に詳しい解説が知りたい方は、「かんぽ生命」のサイトに図解付きで載っています。印刷もできるので、壁に貼っておくのもいいかも知れません。
◎ダイエット目的なら、いつやるのが効果的?◎
ラジオ体操は立派な有酸素運動ですから、ダイエット目的でする方もいらっしゃるようですね。
その場合は1日の中で一番体温が上がりやすい16時~18時の間に行うと効果的だそうです。
ただ、ラジオ体操の消費カロリーは早い速度のウォーキングと同程度とはいえ、第1、第2合わせても6分強で終わるため、1度やっただけでは約30Kcalしか消費できません(体重50㎏の場合)。
本格的なダイエット効果を求めるのなら1日30分(第1と第2をセットで4~5回)やるとか、他の運動と組み合わせるなどした方がよさそうです。
◎さいごに◎
大人になってすっかりご無沙汰していたラジオ体操。その効果はなかなか侮れません! 短時間で効率的に運動できるというところもポイントが高いですねぇ~。
ちなみに私は最近、朝からウォーキングをした後に動画を見ながらやっています。ダイエット目的ではないので、1回につき第1と第2を1セットのみ。体型や体脂肪には変化がありませんが、心と身体がスッキリ軽くなって、なかなかイイ感じです^^。
運動不足や時間が無い時でもきつ過ぎず、長すぎず、おススメですよ!