美味しい!楽しい!ガレット・デ・ロワの作り方
こんにちは!あん子です。
今日は家族で、娘が作ったガレット・デ・ロワを食べました。ガレット・デ・ロワは、キリスト教の祝日である「公現祭(こうげんさい)」に食べるパイ菓子です。日本でもここ数年、洋菓子屋さんやコンビニなどで売られているそうなので、ご存知の方も多いと思います。
公現祭は、イエス・キリストの顕現を記念する祝日で1月6日ですが、フランスの公の祝日ではなく、1月6日がたまたま日曜日だったらその日にガレットを食べて、そうでなければお正月後の初めの日曜日に食べることになっています。
でも実際はスーパーなんかに行くと、12月から1月下旬まで売ってたりします。みなさんこの時期はデザート代わりに時々買っているんでしょうね。そういう我が家も1月中に毎年2~3回は食べてます^^
◎「フェーヴ」を当てたら王様(王女様)になれる♪◎
で、このお菓子、食べる前にちょっとした“お遊び”があるんですよ。
パイの中には必ず「フェーヴ」という陶器のミニチュア人形が1つ入ってるわけですが、切り分けて食べる時に自分の分にフェーヴが入っていた人は、その日の王様(王女様)ということで、冠をかぶります。で、その年は1年間とってもいい年になると言われているんですね~!(^^)!。
でもときどき切る時にちょうどフェーヴの上に当たってしまうことがあって、それだと切り口から見えてしまうので、子供がいる家庭では、一番小さな子がテーブルの下に隠れて、「1個目は○○が食べる分」とか、食べる人を決めていくんです。
なんか楽しいですよね^^
◎みんな秘かにやっている!?「フェーヴ」コレクション◎
中に入っているフェーヴも可愛くて、コレクションにぴったり!うちの子たちもご覧の通り、コレクションしています。
我が家」はどちらかというと手作り派なのですが、自分でガレットを作ろうとすると、意外とこのフェーヴを売っている所が見つからなかったりするんですよね。パン屋さんや大型スーパーなんかでフェーヴだけ売ってあったりするんですけど、好みじゃない場合もあり。。。
まあそういう時は、持っているフェーヴを使い回すか、アーモンドとかカシューナッツとか、とにかくお菓子に入れて焼いても体に悪くない、小さくて硬く、熱に強いものを代わりに入れてあげればいいのですが、せっかくなので、今年はネットで買ってみました。
体にハートや金魚や虹なんかが手描きされています。猫好きにはたまりません(#^^#)
◎ガレット・デ・ロワの作り方◎
で、このガレット・デ・ロワの作り方ですが、市販のパイシートがあれば超簡単にできます。
作り方をササっと説明すると。。。
【材料】(15㎝型)
◉市販の冷凍パイシート:四方が15cm以上のもの2枚(冷蔵庫で解凍しておく)
◉バター:40g(常温に戻しておく)
◉グラニュー糖:40g
◉卵:2個(うち1個は、卵黄と卵白に分け、卵白をもう一個の全卵と一緒に混ぜておく)
◉アーモンドプードル:40g
◉ラム酒:お好みで適量(入れなくても可)
◉フェーヴか、アーモンド、カシューナッツなど:1個
【作り方】
①市販のパイシート2枚をそれぞれ、直径15cmの円型に切り抜く。
②常温に戻したバターを泡だて器で練り、グラニュー糖、混ぜておいた全卵1個と卵白1個分の卵、アーモンドプードル、お好みでラム酒を順に加え、その都度よく混ぜる。
③1枚目の生地の真ん中に、出来たアーモンドクリームを乗せて、生地の縁に卵黄を塗る。
④アーモンドクリームの、どこか好きなところにフェーヴを入れて隠す。
⑤もう1枚のパイシートをかぶせ、閉じた部分をぐるっと一周フォークでおさえる。
⑥ナイフの背で好きな模様を描き、中央と何か所かに穴を開ける(空気を抜くため)。
⑦溶いた卵黄の残りを表面に塗って、200℃のオーブンで20分~、美味しそうな焼き色が付くまで焼く。
完成!(^^)!
なんかササっと言った割には、ずい分たくさん工程があるように見えますが、一度やってみるととっても簡単。失敗することもありません。
材料は基本的に、バターとグラニュー糖とアーモンドプードルの量が1:1:1ですが、多少分量を変えて、バターと砂糖少な目、アーモンドプードル多めとかにしても大丈夫です。味見しながら決めて下さい。ただあんまりプードル多めにしすぎると、ちょっとパサパサするかも(^^;)
ちなみにお店では、中身にりんごパイのフィリングを使っている「りんごパイバージョン」もたまに見かけますが、ガレット・デ・ロワと言ったらやっぱり王道はアーモンドクリームの方です。
お子さんと一緒でも楽しいので、ぜひ作ってみて下さいネ。