色の調節も自由自在。フワッと優しい♡手作りおしろい(ルースパウダー)の作り方
こんにちは!あん子です。
今日は「おしろい(ルースパウダー)」を作りました。
もうかれこれ10年近くなるかな。だいたい3か月に一度くらいのペースで作っています。
手作りコスメの本に載っていたので始めたのがきっかけですが、分量やら手順を少しずつアレンジして今の作り方に落ち着きました。
わざわざ手作りする理由は、なんと言っても自分の好みで色を変えられること。
人気ブランドの物でも、自分にとっては色が白すぎたり、黄色味が強すぎたり、赤っぽ過ぎたりと、なかなか肌の色に合うものが見つけられなかったんです。
でもその点、手作りだと色の調整は自由自在。夏場は顔料を気持ち多めにして、冬場は逆に少なめに白っぽくするなど、自分で加減が出来ます。
それと、自分で作る分余計なものを入れずに済む、というのも良いですね。
基本的に香料の入った化粧品が苦手で、保存料なんかもなるべく入っていない物を選ぶようにしているのですが、手作りだと極力無駄なものを入れずに作ることが出来ます。
付け心地も、軽〜くフワフワ、薄付きで気持ち良いんです。
コスパ面でも、ずっとリーズナブル。材料や道具代を考えても、1回作って十分元が取れます。
という事で、今や私にとっては3か月に一度の年中行事?になってます(^^)。
興味のある方のために、基本的な作り方を書いておきますね。
◎手作りおしろいの材料◎
だいたい3ヶ月分の材料は下記の通りです。(※今回作った分は7月上旬に使い切ったので、約5か月ちょっともちました。冬場だったので使う量が少なかったのかも知れません。なので季節や使う頻度によって、大体3か月~5か月分という感じになると思います。)
【粉類】
●タルク:合計24g(汗を吸収して、お肌の表面をサラサラにする。化粧くずれを防ぐ。)
●カオリン:合計7g(皮脂吸着効果がある。)
●黄酸化鉄:ステンレス薬さじの小さい側、すり切り4杯。
●赤酸化鉄:ステンレス薬さじの小さい側、すり切り1杯。
※顔料(黄酸化鉄、赤酸化鉄)の量は、様子を見ながらお好みで調整してください(*^^*)
※薬さじの大きさは、調理用計量スプーンよりずっと小さいです。必ず薬さじで計量してください!
【道具】
●乳鉢(15cm~。調理用の“すり鉢”だと、鉢の❝目❞に粉が入り込んでしまうので使えません!!)
●すり棒(乳鉢とセットで売っている場合が多いです。)
●ステンレス薬さじの小さい側
●ゴムベラ
●1gから測れるはかり
●おしろいを入れる容器(それまで使っていた市販のおしろいのケースを再利用しても。)
※作業に入る前に手はよく洗い、道具や容器は消毒用エタノールなどで消毒して良く乾かしておきましょう!
◎おしろいの作り方◎
①薬鉢にタルク15 g、カオリン5 gを入れ、すり棒でよく混ぜます。3分ぐらい。
②黄酸化鉄と赤酸化鉄を入れて、よーーーーく混ぜます。もう混ざった!と思っても使う時に色のかたまりが出てきてしまう事があるので、私は念入りに1時間ぐらい混ぜてます。時々ゴムベラで鉢にへばりついている粉を剥がしながら、粉を擦りつぶす感じで念入りに!
※酸化鉄は、ごく少量でもものすごく色が着くので、最初は分量より少なめから始めて、様子を見ながら加減して下さいネ。特に赤酸化鉄は、油断すると直ぐにおしろいがピンクに染まります(汗)。
※一度濃く作ってしまうと、色を薄くするには大量のタルクとカオリンを追加することになり、薬鉢から粉が飛び散りうまく混ぜられません。作り慣れるまでは、少ーしずつ色を足して行き、自分のお肌に合わせていくのがコツです。
③残りのタルクとカオリンを入れ、更によく混ぜる。15分ぐらい。
④日中の自然な光が入る所で、ファンデーションを塗った顔に乗せてみて、色合いを確認する。
これで出来上がりです。大体1時間半ぐらいでしょうか。
出来たおしろいは、きちんと消毒して乾かした容器に入れ、湿気の少ない所に保管します。冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
私はこの分量だと3分の1だけ容器に入れて使い、残りは別の瓶に保管して使い終わったら足すようにしています。半年ぐらいまで保管したことがありますが、特に品質に問題が起こったことはありません。
最初は道具や材料を揃えるところからやらなくてはいけないので面倒に感じるかも知れませんが、全部ネットで購入できますし、作り方はいたって簡単です!
混ぜ方や分量調節もすぐにコツが掴めると思いますので、youtubeでも見ながらのんびりやってみて下さいネ(^^)。